それって角?歯? 篠崎 歯科
投稿日:2017年3月15日
カテゴリ:歯科助手・受付BLOG
たいていの小さなお子さんは、ゾウやセイウチの牙が実は歯だったと知って驚きます。
これは大人ですと、ご存知の方も多いと思います。
では海を泳ぐイッカクの持つ長~い角も、実は歯であることはご存知でしょうか。
オスのイッカクの左上前歯が伸びに伸びて、角のようになっているのです。稀に、メスでも角をもっていたり、左上前歯だけでなく右上前歯も伸びた二本角のイッカクもいるとか。
彼らにとって角は、食べたり餌を捕獲するために使うものではありませんでした。オス同士で角の長さを競い、より長いオスがメスを獲得できるのです。
中世ヨーロッパでは、解毒作用があるとされ、”ユニコーンの角”として売られていました。
日本でも江戸時代にはオランダから持ち込まれ、解熱・解毒薬として金と並ぶ価値で取引されていたそうです。
今では、ワシントン条約でイッカクの捕獲は禁止されています。
同じ歯でも、用途は多様ですね。
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