古代の人の歯みがきは? 篠崎歯科
投稿日:2017年9月25日
カテゴリ:ドクターズBLOG
いつ頃から人類は、歯みがきを始めたのでしょう?
調べてみると、古代インドではインダス文明時代、端をかみつぶした木の小枝で一日2回歯みがきをしていたと記録にあります。古代ローマでは、動物の骨や卵の殻を焼いた灰で歯をみがいていたようです。
日本には、インドから中国、韓国を経て仏教と共に「歯をみがく」という習慣が伝えられました。平安時代には、楊枝でみがくことが民間に広まり、最初は塩でみがいていたようです。そして鎌倉時代、中国の宋の国に留学していた曹洞宗の開祖である道元禅師は、自著の「正法眼蔵」の中で、宋の人は牛角製の柄に馬毛を植えた歯ブラシを使用していると紹介しています。
しかし、記録が残ってないだけで、もっと昔から何らかの方法で歯を綺麗にしていたかもしれません。今後、縄文人の歯ブラシと想像されるものが、発掘されるかもしれません。
■ 他の記事を読む■