宇宙飛行士とむし歯 篠崎歯科
投稿日:2018年2月16日
カテゴリ:ドクターズBLOG
日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんは、最初の宇宙飛行士の選抜では、親知らずとむし歯の存在のために不合格となったそうです。
宇宙飛行士が宇宙空間で着る宇宙服の中は、約0.3気圧に減圧されていて、宇宙船の中では宇宙服を脱ぎ1気圧の環境に戻るということをくりかえします。もしむし歯や不十分な治療の歯があると、ひどい歯痛が起こる可能性が高くなります。
そのため宇宙飛行士は、打ち上げの前に外れそうな詰め物や悪化しそうな歯はないか、歯科医師に検診を受けるのです。
もしも宇宙で歯が痛くなったら、まず痛み止めをのみます。それでも治まらない時、場合によっては医師の指導の下、他の宇宙飛行士が抜歯をすることもありえます。宇宙飛行士の若田光一さんは、著書の中で「歯を抜く訓練は、地上にて受けている。」と述べています。そんなことが起こらないように願いたいですね。
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