キシリトールはなぜ虫歯予防に良いの? 篠崎 歯科

投稿日:2016年3月27日

カテゴリ:歯科助手・受付BLOG

近年テレビなどで、虫歯予防にはキシリトールが効果的だ、とよく耳にします。「そうか、キシリトールのガムを噛めば、タブレットをなめれば虫歯予防になるのか!」とすでに実践している方も少なくないことと思います。では、何がどう虫歯予防に良いのか、ご存知ですか?

そもそも、キシリトールとは植物のシラカバやカシなどを原材料とする、天然の甘味料です。砂糖と比べ、カロリーは3/4程度なのに糖度はほぼ同じです。
まず、砂糖を食べると、お口の中の虫歯菌が糖を分解、発酵させ酸を作り出します。その酸によって歯が溶け、虫歯になってしまうのです。これがキシリトールだと、虫歯菌は分解しても発酵させられず、酸を作ることができません。しかも、虫歯菌はキシリトールを取り込んでもエネルギーとすることができず、だんだん元気がなくなります。
次に、私たちのお口の中は、食事などの後には酸性になり歯が溶け、それを唾液が中和し、溶けた歯の再石灰化(もとの歯に戻すこと)を促すということが常に繰り返されています。乾燥は虫歯菌が好む環境のため、唾液が少ないと虫歯にもなりやすくなります。キシリトールには唾液の分泌を促進し、再石灰化を活発にする効果があるので、歯の元の状態へ戻ろうとする力が強くなる上、お口の中が潤い虫歯菌も住みにくくなります。

こうした理由から、キシリトールは虫歯予防に効果的があるとされています。ですが、一回だけ噛めば良いというわけではないので、続けていただくことに意味があります。
すぎもと歯科でもキシリトールのガム、タブレットを取り扱っておりますので、ぜひスタッフへお声かけください。

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