なぜ親知らずを抜くの? 篠崎 歯科
投稿日:2016年5月7日
カテゴリ:歯科助手・受付BLOG
親知らずを抜いたほうがいいと言われたことはありませんか?私の親知らずは半分見えている状態で特に痛んだこともなく、初めて「抜いたほうが良い」と言われたときは「痛くないのに?」と疑問に思いました。抜いた方がいいのなら、そもそもなぜ生えてくるのでしょうか?
皆さん、一度は博物館へ行ったことがあるかと思います。原始人の顔は大きいなぁ、と感じた方は多いはずです。確かに、はるか昔のヒトの頭部は大きく、顎もがっちりしていました。当時は食品を加工せずに食べていたため、丈夫な顎と歯が必要だったのです。しかし、柔らかい食べ物が増え、硬いものを噛む必要性がなくなったため、ヒトの顎は退化し小さくなりました。そのため、それまで普通に生えていた八本目の歯が顎に入りきらなくなって、斜めや横に向かって生えたり、噛み合うはずの歯がなく伸び続け歯茎にあたって痛んだりするようになったのです。
ヒトの歯に歴史あり、ですね。
■ 他の記事を読む■