歯並びや顎の大きさとの関係が深い 睡眠時無呼吸症                      篠崎 歯科

投稿日:2017年3月15日

カテゴリ:ドクターズBLOG

近年、国内外の睡眠研究によって睡眠障害がさまざまな病気の発症リスクを高める事が明らかになってきました。
その関連性を指摘されている病気は

高血圧症
糖尿病
高脂血症
心臓病
うつ病
脳血管障害
認知症    などです

さらに、睡眠時間の長さが生命予後にも関与している事が分かり、睡眠に対する関心は一層高まっています。
睡眠障害の中でも 睡眠時無呼吸症は、2003年に山陽新幹線で起こった居眠り事故の原因としてクローズアップされた事から広く知られるようになりました。

睡眠障害の原因の一つに 歯並びや顎の大きさが関係することが明らかとなり、2004年には、睡眠時呼吸症の中でも割合の高い「閉塞性睡眠時無呼吸症」を対象に
口腔内装置による治療が医療保険の適用になっています。
閉塞性睡眠時無呼吸症は、多くが肥満か顎が小さいかのいずれかの原因によって発症すると言われています。
すなわち、顎が正常に発達していれば、睡眠時無呼吸症を発症するリスクが減少すると予測されます。

小児の閉塞性睡眠時無呼吸症の報告はここ10年で急増していて、睡眠不足による成長障害、学業成績不振、攻撃的行動などが問題になっています。

小児も成人も 閉塞性睡眠時無呼吸症の重大なサインは「いびき」です。
いびきが気になっていたり、夜、しっかり眠れている感じがしない方は一度、当院を受診してみて下さい。、

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