唾液の働きと歯石について 篠崎 歯科

投稿日:2017年12月22日

カテゴリ:ドクターズBLOG

虫歯菌が酸を出し、歯のエナメル質からミネラル分が溶け出すことを 「脱灰」といいます。「脱灰」が始まるのは、Phが5・5よりも下がった時です。

しかし本来、人間には免疫力があります。

例えば、口の中の働きでいえば、だ液には消化作用や潤滑作用などだけでなく、酸性になった口内を中性に戻す緩衝作用があるのです。また、だ液に含まれるミネラル分は歯の再石灰化を促します。

だ液が多き方はむし歯に対する抵抗力も高いと言えるでしょう。

ですが、唾液が多い方は歯石も多いのです。歯石はお口の中の磨き残した汚れに、本来は歯を強くするカルシウムやリンがくっつき硬くなったものです。

ですから、唾液の出口である、下前歯の裏などは歯石が付きやすい物です。歯石はそのままにしておくと歯周病の原因となります。

むし歯に抵抗するカルシウムやリンが歯周病の原因となってしまうのです。

これらの事から、徹底した歯ブラシの実施と、定期的な歯石の除去をお勧めします。

その際には是非すぎもと歯科にお立ち寄りください。

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