骨粗しょう症の薬を飲んでると歯が抜けない? 篠﨑 歯科
投稿日:2018年5月26日
カテゴリ:ドクターズBLOG
ビスフォスフォネート製剤(BP剤)は、骨粗しょう症の治療薬として大変評価の高い薬です。たとえば、閉経後の女性の骨密度アップに飲み薬、乳がんや前立腺がんなどの骨転移を防ぐ薬として注射薬などが用いられています。
ところが、この薬を継続的に使っていると(3年以上使用するとリスクが高くなります)、抜歯などのキズがきっかけであごの骨が壊死するという副作用が起きることがわかっています。
頻度としては、とある大学の調査では飲み薬で0.3%程度(オーストラリアの調査では0.01~0.04%)と、それほど高いものではありません。しかしひとたび起こると難治性で、たいへんつらい副作用です。
「BP剤を飲んでいるのを知らずに歯を抜いてしまった」というようなことがあってはいけませんので、服用している場合は必ず問診票に書き、お薬手帳をお持ちください。
代表的なBP剤には、フォサマック、アクトネルがあります
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